ミラノ旅行<その1>
昨日帰ってきました。
今日は雨で、さすがイギリス、、、と思っています。
イタリアは毎日燦燦と太陽が輝き、イギリスよりも少し肌寒かったけれどどんどん暖かくなり、帰って来る頃には桜もどんどん咲き始めていました。
もはや桜が咲かない国はないんだろうか、、、と思う程桜はどこでも見れるんだなーと思いましたが、やはり日本の桜が一番ですよねー。
今回はeasy jet とAirbnbと言うサイトでお宿を探して行ってまいりました。
民家に滞在するのは初めて、でもホテルよりもずっと安くて便利な場所だったりするので結構おすすめかもです。
勿論回りの環境やホストとなる方のバックグラウンドとかはきちんと見た方が良いかと思いますけどね、女性1人で探すとしたら。
私はご家族のお家に5日間滞在させて頂きました。
場所はisora地区と言うところで交通の便はすごく良かったです。
3つ位の駅がどこも近いし(大体5分前後)、Duomoがあるセンターからそんなに離れていないので、どこに行くのも便利だったし、近所にカフェやレストラン、スーパーもあってすごく良かった。
ご家族もフレンドリーで、滞在中に奥様のお誕生日だったのでシャンパンをごちそうになったりしました。日本人と違って初対面でもちょーフレンドリーに接することが出来るのってすごい才能ですよね、私にあんな対応できるだろうか、、、と思ってしまった。
本音を言うと、やはり他人の家だから緊張しましたけどね、鍵ちゃんと閉めたろうか、とかルール守れたろうか、とか。
でも特に何もとがめられなかったので問題なかったのかと思います。
1人旅だととかく人と話す事があまりありませんが、こういった民家にステイすると多少なりともお話したり、現地情報聴けたりするのは良いなーと思いました。
次どこか行くときも利用したいなーと思いました。
easy jetは基本格安航空会社なので座席は狭いし荷物預けるとお金取られるし、お茶もおかしもサーブはないのでほんとに乗るだけ、って感じですかね。
それでも機内持ち込み限界の大きさのカバンのみで大丈夫な人にはお得です。
近隣国行くにはLCCはほんとありがたいです、ヨーロッパっていいなーと思いました。
2時間位でイタリアいけるのだもの、こんなに素敵な事ないです。
皆大好きDuomo
それにしても一番の難点は気軽に1人でご飯食べれるところがない点です。
日本みたいに大戸屋とか牛丼屋とかはたまたファミレスとか、気軽に好きなものだけ食べてさっと帰りたい、等と言う事が許されない国だな、と思いました。
まだイギリスの方が一人飯気楽にできるところが多いよなーと言う感想。
自分が知らないだけであるのかもだけど、初日にレストランでご飯を食べてカルパッチョ、パスタ、ワイン、にデザート食べて€50も掛かってしまって、これ毎日やってられんわあ、、、と思って。(美味しかったけど)
カルパッチョめっちゃおいしかったぁ、、盛り付けもセンスを感じました。
次の日からはスーパーで買ったり、軽食の店に入ったりと努力、それにしても食費は結構かかったかなー。
後は美術館がタダじゃないのはほんとデカかったな、、、、。
イギリスは特別展でもない限り常設展は基本無料だから、気軽に美術館入れるけど、イギリス以外は気軽感全然ないね。しかもイギリスみたいに学生だったらいくつになっても学生料金!みたいのがない、26歳以下までじゃないと学生料金も使えない、、、、
大人の学生には厳しいですわ、、、そう考えるとイギリスは学生に寛容な国ですなぁ、、、まぁ、留学生の資金で経済潤してるんだからそれ位はしてくれてもいいんだけどね。しかしどの美術館も「26歳以下か?」と必ず聴かれるって事はそれ以上に見えないんだろうか、、、身分証明の提示をフランスと違って求めないので、「そうだよ」と言えば学生料金にはなったのかもしれません。
とにかくフィギュアスケート以外は美術館や博物館回りまくったので足が連日棒のようでした、でも充実感半端ない、、、、。
ほんとはフィレンツェも日帰りで行こうかと思ったのだけど、ホストファミリーに、フィレンツェ一日日帰りとか勿体なすぎ、フィレンツェにはちゃんと行った方が良いよ、と言われて今回は辞めました(でもほんとその通りだと思う)。
その分ゆっくりミラノを満喫、でもまぁ、Duomo周辺うろうろが一番多かったかな(周りに沢山美術館もある。)
その中でもここが一番行って良かったなーと思う場所です。
Anselm Kiefer "The Seven Heavenly Places"
Pirelli Hanger Bicocca
コンテンポラリーアートに詳しい方ならご存知の可能性も、ロンドンでも一度一部のオブジェは観たことがあります。これは常設展とのことで(ホストファミリー曰く)、しばらくは展示されているのではないでしょうか、とにかくこのすごいスペース!!と空間の使い方!!日本では展示出来ないのでは、、、とか考えちゃいました、、、新国立とかならできるかな、いやー、どうかな?
興味ある方は是非足を運ばれてください。 ここは入場無料です!!(タダ強い)
少し中心地からは離れますが、近くにショッピングモールとかがあってご飯も食べれますし、美術館の中にも食事できるところがあります。
他にも特別展をやっていたりするので結構楽しめます。
コンテンポラリーアートって結局何だろう、、と思う事は多いのですが、こういう展示を見るとなんか理屈はいらねー、と思ってしまいます。
圧倒的な迫力と存在感。
私も近頃やっと現代アートの楽しみ方がわかってきた、、、の、かもしれません。
後はやはりここですかねぇ。
最後の晩餐
幼いころから観たいと思っていた中のひとつです、ほんとに感動しました。
サンタマリアデルグラーツェ修道院の中にあります。完全予約制でフリーでは入ることが出来ませんので要予約です。ここにいられる時間も15分と決まっているので、だらだらいる事は許されませんし非常に厳しく管理されています。
予約時間から少しでも遅れていくともう入れないという噂も。
時間には余裕をもっていきましょう。
ダヴィンチはやはり神から遣わされた人だったのではないでしょうか、彼の関連する作品を見るとなんかほんとに人間だったのかと考えるときがあります。
この後にレオナルドダヴィンチサイエンスミュージアムに行くと楽しいのでお勧めです(近いし)しかしサイエンスミュージアムはダヴィンチ関連の他の物もすっごい広大な敷地にものすごいスケールで展示されているのでまともに観て回ると一日かかることを覚悟した方がいいです。
下調べをほぼしないままミラノに上陸しましたが大分楽しめましたね、ホストファミリーがアートに明るい方々で色々アドバイスしてくれましたし、上記にあげたAnselm Kieferはホストファミリーのおススメスポットでした。
ファッション好きにはお買い物も楽しめると思いますが、私はそういう方面は全くエンジョイしてないです、てかする暇なかったしお金もそんなにある訳でもなく、、、。
イタリアンブランドってものすごいあるんだな、と今回改めて思いました、きらびやかで素敵なものばかり、しかし果たして日本人に合うのか、と言う疑問もありつつ、、、。それでもデパートとかブランド店のディスプレーとかほんとかっこいいのでファッション系の学生さんも参考になるのでは。
ここはひょっこり行った美術館。
Museo Poldi Pezzoli
モンテナポレオーネ駅からすぐです、こじんまりした美術館、
に見えてものすっご中広い。
Sandro Botticelli "The Virgin and Child (Madonna of the Book)"
Sandro Botticelli "The Dead Christ Mourned"
月曜日に開いてる美術館が少なくてすがる気持ちで何も調べず入ったらボッティチェリが2枚もあって「!!!!!!」となりました、そう、ここはイタリア、、、。
ボッティチェリはやはり素晴らしいなぁ、、、ほんと素敵。
この方もいらっしゃったんですよー。
Piero del Pollaiolo "Portrait of a Young Lady"
この肖像画はこの美術館のシンボルで、ルネッサンス時代最も有名な肖像画なんだそうです。そこかしこに美術館はあるが名画がゴロゴロ、、、イタリア、、、恐ろしい芸術の国の底力、、、。
最後にこちらも。
Castello Sforzesco di Milano
城の出入り口付近には沢山ミサンガ売りがいるので無視しましょう、、、しつこいです。
中庭
ミケランジェロ未完成作「ピエタ」。
制作中にミケランジェロは亡くなったそうでキリスト様の足しかまともに完成していません。
しかしなんか存在感ある、、、そして色々なところを転々としここに収まったピエタ。
バチカンにある「ピエタ」とはまた趣が全く異なりますね。仕上がったらどんな感じだったのでしょう。
ミラノだけでも全く観きれなかった、、、無念です。
もっと長く滞在時間を取ればよかったと思いました、なめてました。
また行けたら良いなーと思います。ホストファミリーにも「Brexitの前に帰っておいで(笑)」と言われたので、出来たら良いなーと思います( ´艸`)
他にもDuomoのてっぺんとか印象派展とか行ったんですけどね、、、長くなりすぎるので割愛します。
フィギュアの事はこれとは別に改めて書こうかと思います。
ミラノ滞在中日本人はとかくスリとかに狙われ結構被害に遭ってると聴いていたのでドキドキして地下鉄とかも乗っていましたが、私はラッキーだったのか特に被害には遭いませんでした。
1人だったし、日本語話してたりすると目を付けられるのかなー?
ついでに言うと私現地在住の中国人かなんかと間違われてたかも、、、。
切符の買い方とか道聞かれたりしたし、、、。粗末な身なりがよかったのでしょうか。
ともあれ財布は無事でした。
リュックとか狙われやすいので斜め掛けのショルダーで体側にポケットがあったりするバックは有効かと思います。私もそういうバックだったので、財布は基本体に密着する側に入れていたし、後ろに回したりせず、体の正面にいつも位置させてました。
あと物乞い。
イギリスと違ってものすごい圧が強い。
花束買ってくれとか変な本買ってくれとかお金なくて家帰れないとかとにかく付きまとってくるケースも多く、私は基本立ち止まったり目を合わせたりせず完全に無視してましたけど、割と優しくしたりするとつけあがるので気を付けた方が良いと思います。
観光名所には必ずと言って良いほどグループでいます。
スーパーとか銀行の前とか駅の入り口とかにもいてほんとにほんとに目障りだしうっとおしかった。
なので遠目から見かけたら避けて通るべきです。
ではまた。