だいぶ大人のイギリス留学日記

University of Glasgow MSc 進学した人の適当日記です。

あけましておめでとうございます。

The washing the feet- Tintoretto

The washing the Feet- Tintoretto , Prado Museum, Madrid, Spain

 

あけましておめでとうございます。 

気づけば2021年になってしまっています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

グラスゴーで暮らし始めてからもうあっという間に4ヶ月経ってしまいました。

コロナ警戒レベルが上がったり下がったりしながら年末はレベル4に上がってしまい、外食やエジンバラに遊びに行ったりなどの楽しみもなく、ほぼほぼ部屋の中で過ごして終わってしまった、、、、。

そしてコースメイトや人との接触は、ナイ。

昨年留学を初めてスタートした人にはキツイ感じになったのではないでしょうか。

私はなんとなく海外生活も長くなって来たし、何せ部屋で過ごす事が苦ではないタイプなので精神的に病むこともなく、それに、課題が忙しくてそれに追われていたらあっという間にクリスマスって感じでした。世界中に散らばる留学生の皆さんは皆苦労してると思いますが、あまり気にやまず、自分が楽しいと思えることもやりつつ頑張りすぎないで行きましょう。

(私は小説家になろう、にハマって朝から晩まで異世界小説を読んでいます、、、笑)

 

昨年末はとにかく課題に追われてもう本当に死にそうでした。

前半ボヤッとしてたのがいけないんですが、後半課題提出締め切りが立て込んでいて、どれもこれも中途半端な状態で出したような感じがします、、、。

もっと早めにリサーチしておけばよかった、そして初の4000文字のエッセイに結構てこずりました。

学部の時は多くても3000文字だったので、1000文字増えるだけでもまぁまぁ大変。

 

そしてプレゼンが必ずどのモジュールでもあった、、、、大嫌いなプレゼン、、、、、

しかし今回は良い点もありました。

なぜなら全てオンラインで行うので、人前でプレゼンを行わずに済んだからです!!!

本当にプレゼンが苦手なので、声も小さくなってしまうし、呂律は回らんしでテンパることが多いんですが、今回は皆が見ているとは言え、画面上なので、目も合わせずにいても問題なし、声が小さくてもパソコンが勝手に拾ってくれる、原稿をガッツリ読んでても大丈夫!

そんな訳で大嫌いなプレゼンは何となく乗り越えました。

Term1は3つのモジュールをこなした訳ですが、それぞれエッセイ4000文字(一つだけ3500文字だったけどやけに楽に感じた、、、、)とプレゼン×3、プラス来年のグループプロジェクトのプロポーザル、Objective biographyと言う展示物についてのリサーチが1つ、と言った感じでまぁまぁのボリュームでした。

当然ですがそれぞれそれなりのリサーチが必要なのでまぁ、脳味噌が溶けるかと思いました、、、、、。

図書館も後半利用できなかったので、必要図書がオンラインになかったりしたのでグギギ、となったりもしました。

本当に今勉学に勤しんでいる全ての学生が四苦八苦してるだろうと思います。今年もまたそんな感じなんだろうか、、、と思いつつ、また、頑張るしかないんですけども。

スコットランド政府の方針により、今年もオンライン授業が主となる事が既に決定しているのと、授業開始が少し後ろ倒しになった事などを考えても、今年も人との接触は限りなく少ないだろうと思います。

学部の時も自分たちでエキシビジョンをやる予定でしたがコロナで出来ず、またこの大学院のコースでもエキシビジョンをやる予定でしたがきっと出来ないでオンラインになると思われます。

実務経験が全く積めずに無念ですが、仕方がないことですね。

目下今月中旬に修論のプロポーザルの提出があるので、明日からは気持ちを切り替えて構想を練っていこうと思っています。

 

上記の絵はルネッサンス時期に活躍したティントレットという画家の「聖木曜日の洗足式」と言う絵ですが、提出エッセイのトピックで使用しました。これが他のエッセイより本当に大変で苦しくて納得いかないまま提出となりました、、、、

まぁ、終わってしまったものは後悔しても仕方がありませんが、ある意味、あまり良く知ることのなかったヴェネツィアの巨匠、ティントレットについてがっつり勉強出来たのは良い機会でした。キリスト教についても物凄い掘り下げたので、もう、最後の晩餐と洗足式の事を聞かれても延々と説明出来る、、、、ふふふ。

キリスト教と宗教画は奥が深い、、、、今回アトリビュートについても物凄い理解が進んだので、次回美術館などに行ったら一層楽しく過ごせる気がします。

 

こんなに親近感が湧いたティントレットなのでヴェネツィアに行って実物を観たい所ですが、まぁこちらにいるうちにイタリアに行く事は実現しないでしょう、、、、

いつか、機会があれば観に行きたいと思います。

ティントレットは日本ではあまり知られていないかもしれません。

ティツィアーノやヴェロニーゼなどは日本でも人気があるとは思いますが、実は私もこのモジュールで勉強し始めてからティントレットを知ったと言う、、、、(ええ、そうなんです)。

ヴェネツィアを死ぬまでに1度しか出たことがないというティントレットはヴェネツィアのありとあらゆるところに作品が残されています。

地元密着型の画家とも言えるでしょう。

 

聖木曜日の洗足式は今でもキリスト教徒の行事として行われている儀式の1つです。

この絵の右側に跪いてい使徒の足を洗っているのがイエス、まさに洗ってもらっているのが聖ピーターです(反対側にいるのがユダとされています)。この場面は最後の晩餐に密接している為、教会で一緒に飾られている場合も少なくないようです。

また、このイエスが弟子達の足を洗う、という行為がキリスト教においての大事な教え「Humility(謙虚さ)」を教えるのに代表的なシーンと言われています。 

その為最後の晩餐には及ばないとしても数多くの弟子の足を洗うイエスの画は存在するのです。

ご興味があれば調べてみてくださいませ。

 

ところで、話は変わりますが、昨年私が一番頑張ったのは何を隠そうダイエットだと思います(ヲイ

3年前日本を旅立ってからあれよあれよと太り(なぜイギリスに暮らすと太るのだ?と皆が言う通り私も太った)、6キロも増えてしまい、、、、(え?って感じですよね?笑)

日本に本帰国する前にどうにかせねば、とは思っていました。

現在楽しみも無いんで、ダイエットが私の中で物凄い娯楽として機能してしまったのです笑

体重の変化、そんなにキツくないエクササイズを探す、プロテイン味比べ、一日のカロリー摂取量の目標達成の喜び、等ゲーム感覚でやってた感じです。

そんな訳で割と苦しいと言うよりは前向きに楽しく頑張れました。

年末ちょっと不摂生をしてしまいましたが、そこまでリバウンドもしてないのでこのまままた頑張りたいと思います。

一応、年内に目標体重6キロは落とすことができました(やったー✌️)。気持ちもうちょい引き締めたいので(そもそも日本を発つ時も痩せていたわけではないし)もうちょっとダイエットと運動を頑張ってさらに引き締めていきたいと思います。

この不自由で不便な生活は思いの外ダイエットには向いているんだと思いました。

人と会ったり外食は出来ないっていうのは大きいかもしれません(お酒もあんまり飲めないし、、、)。

毎日ほぼ自炊、運動と言えば部屋でYoutubeとか見ながら運動、近所の公園をジョギング、またはウォーキング、位しかやってませんが、食事の管理は物凄い真剣にやった為、無駄に食べなくなり、胃も小さくなってきたような気がします。

やる気があれば何とかなるもんだなって思いました。私の中ではあまり外出できない環境が産んだ良い点がこれだったと思う。

また感染者が増えてきて厳しい状況が続きますが、自分なりに集中出来たり、楽しい事を見つける事って大事だなーと実感した1年でもあった気がします。

 

今年はどんな年になるでしょうか。

私の一番の目標は大学院を無事卒業、な訳なので、それは見失わず過ごして行きたいと思います。

 

それではまた。