大学生活を振り返って
全ての課題も終了し、後は2つの評価を待つだけで卒業に片足突っ込んでるのでこれまでの3年を振り返ってみたいと思う。
Kingston Universityはロンドン郊外にある留学生が非常に多い比較的新しい大学である。
ゆえに伝統とは無縁で割と何でもあり的な感じが強い。
私が所属していたKingston School of Artはアートとデザインの学部で構成される所で、他のビジネス、ケミストリー、音楽、法律などは別の校舎。
この大学のアート&デザインは割と評価が高く、特にファッションはセント・マーチンに続くくらい高く評価されている為、大学も力を入れている。
グラフフィック、イラストレーション、Film Makingなどもそこそこ評価と評判が高いようなので留学生も多い。
全部で5つの校舎がKingston市内に点在しており(まとまってない)、所属によっては一生合わない、使わないという校舎と生徒が存在してしまう(それでなくても生徒数は死ぬほど多いので一生知らない人は多々いる。
Knights Park Campus正面
現在メインキャンパスPenrhyn Road、とKnisghts Parkは拡張工事バンバンやってて、メインキャンパスにはなんじゃこれ?みたいなでかい新しい図書館ができたが、使い勝手は非常に悪い(誰の金で作ったんや💩ってなる)。
我々がいなくなる頃に設備が一新されるので損した気分である。
Kingstonは学園都市で一応Greater London, zone6に位置しているのでロンドン中心部にも交通費が高いとは言え行くのにそんなに時間はかからない。
都心は嫌だけど離れ過ぎも嫌、という人にはぴったり(私のように)。
Kingston、Norbiton、Surbitonの3駅が主な利用駅で大学の無料バスが巡回してるので割と便利。(徒歩でも問題ない)
環境は非常によく、テムズ川も近く、高級住宅地なので比較的治安もよくのんびりしてる感じでおすすめ。(もちろん注意は日本とは違い必要だが)
留学生も多いので変な差別的扱いもなく、街の住人が留学生に慣れてるので特に恐ろしい思いや嫌な目には滅多にあうことはない(絶対とは言い切れないが)。
テムズ川は市民憩いの場
私の経験した上で良かった点、悪かった点などを上げていくので、今後Kingstonに留学を考えてる人は話半分でこんなこともあるんやな、くらいで読んで頂けると助かります(全ては自分の体験が一番となるだろうから)。
Pre-sessional Corse:
4月、6月、8月に入学を受け入れており、IELTSの点数により入学時期は異なる。
私は3ヶ月コースの6月に入学しました。
プラス1:入学前から友達ができる(めちゃ大きい)
皆留学生なので不安な点は皆同じ、そしていざ誰が助けてくれるかと言ったら留学生仲間であることは間違いない。
この留学生仲間がいるかいないかでは非常に生活が変わって来るので、IELTSに問題がなく大学にストレートに入学するみなさんは入学早々留学生仲間をゲットすべきだと思う。
イギリス人は二の次。
当たり前だが大学に入学すると如何にイギリス人と友達になるのが難しいかを実感すると思う。コースによっては8割、9割中国人、なんてこともザラ。
更にイギリス人の国民性として外国人が心の底では好きではない、って言うのがある。
上辺上では仲良くなれても、結局上辺でしかないと言うことを理解して近くベきである(そうじゃない人もいるけど、そこは人やコースや諸々によって異なる)。
日本人と同じで表向きお前と付き合う気はない、とは言わないので、言動や態度を良く見て自分が傷つかないよう、自分に対して心のケアをすべき。
私のコースでの一番の理解者はスペイン人の子でお互いに英語や環境に苦慮していた為励まし合い時には一緒に戦ったんだが、EU圏の子たちからしてもイギリス人には高い壁があると思っているので、アジア人だから、って事ではないのだ。
プラス2:大学施設の利用方法、大学の英語の先生との交流、大学周辺について理解する時間がある。
知らない土地に突然放り込まれると割と緊張したりナーバスになるのは皆同じだが、留学生は現地の人とは比べ物にならないくらいストレスがある。
大学入学と同時にあれこれ詰め込むとまぁまぁストレスが2倍となる。
早めに生活の基盤ができた上で大学に入学すると割と精神的に楽であったことは確か。
英語の先生は大体何らかの形で留学生をサポートするクラスを受け持っているのでその後も交流はあるし助けて貰えることが多い。
マイナス1:周りはほぼ中国人だと考えて間違いない、そして当たり前だが中国人同士でグループを作るので、配慮がない子たちと一緒だと苦労することになる(中国人だけの方が楽だから外国人を入れたがらないなど)。
私は中国人だけでいると一生英語話さなそうだから絶対に嫌、外国の友達も作りたい、という子達と知り合えたので幸運であった。
中国人の子たちに限りらずイギリス人にも言えるが、学部はティーンが多く、若くて頭がおかしい常識のない子も多々いる。
その為まともで良識のある友達を探すのは割と難しいので、院生と友達になるのが無難。
院生の子たちは学部の子達より早く旅立ってしまうが、1年以上経過すると自分の交流関係も広がって来て友人関係に不安が徐々になくなってくるので悲しくはあれど問題ない。
ハンプトンコートパークで友達とジョギングをしていた時の写真。
ヘンリー8世の居城だったハンプトンコートを含む公園、広大で鹿や野生動物が多く住む素敵な公園。
大学
プラス1:良くも悪くも大雑把
日本みたいにきっちりしてないのであまりキリキリ厳しいことは言わない、全ては自分次第、そして自分次第で良くも悪くもなる。
やる気がないとどんどん落ちていってドロップアウトになる、そして先生方は最初の頃は努力を促したり大学に来るようアドバイスをするが、言っても聞かない人間にはあっという間に匙を投げる。
強制してどうにかなるもんでもないし無駄な労力は使わない。
反面真面目に通い、質問が多い、課題もちゃんとこなす、などの生徒にはいつでもウェルカムで時間をとってくれる。
国は違えど人間への評価とはそういうものです。
そしてやりたいと思うことは大抵やらせてくれる。
その為のサポートは惜しまずやってくれるので、自分の勉強してる範囲や領域を超えてるな、と思っても問題はない、ちゃんと説明し何でやりたいかが話すことができれば比較的間口広くなんでもやらしてくれる。
プラス2:色んな国の友達ができる。
イギリスは留学先としてはポピュラーだし主にEU圏からと中国からが多いけど、他も色々いる。
大学に入ってからも私は英語力を養う為、英語のサポート授業には3年間通ったが、とにかく色んな国から留学生が来ているのを実感する。
そして英語が母国語じゃなく頑張ってる人がこんなにいるんだ、と思うと物凄い励まされるので英語のサポートクラスに通うのはめっちゃおすすめ。
プラス3:良くも悪くもオンラインで全てが管理されている。
Canvasというシステムを通じてモジュール管理がされており、授業の詳細、資料、課題の内容、推薦図書、アナウンスなど、全てそこで確認できる。
授業前に読んでおくように、というアーティクルも多くあり、それを読んでないと授業についていけない事も多いので先生のアナウンスと自習課題はこまめにチェックすべき。
ちなみに課題も全てオンライン提出のため、紙などでエッセイを提出する必要は一切ない(デザイン、オブジェなどフィジカルで作成が必要な場合はそれの範囲ではないけど)。
評価も全てオンライン上に公開されるのでわざわざ先生と話す必要もなくすんなりとGradeを確認できる。
しかし一度システムがダウンしたりすると何も情報を確認できないので良くも悪くもが紙一重。
大学図書の数は大手有名大学に比べて少ないとは思うが、電子図書は物凄い数にアクセスが可能。icatというシステムを通じて様々なオンライン図書にアクセスが可能で、この国がいかに学生に便宜を図っているかを知る事が出来る大きなメリット。
大学のシステムを最大限活用することが出来れば素晴らしい大学生活になるかと思う。
マイナス1:授業が突然飛んだり、無くなったりする
先生が風邪ひいた、子供の具合が悪い、その他により授業が飛ぶ事がままある。
だがそれの代替え授業は絶対と行って良いほどない。
悪びれもせず笑。
授業でやる予定だったスライドのPPなどは共有してくれるが、それを改めてやる日は一生ない。
日本と違って授業よりIndependent studyの方が圧倒的に時間数としては多いのに、それでも授業が減ると授業料返せ、という気分には毎回なる。
でもそれがイギリス、と諦めるしかない。
マイナス2:いつも同じ教室で授業があるとは限らない
どこの大学もそうかはわからないが、うちの大学は先生が教室の予約を自分で入れて確保した上で授業を行うので、その授業の為に教室が勝手に確保されている訳ではない。
その為、先生がズボラで同じ教室でやろう、と考えていない場合、毎週教室が変わったりするので注意が必要。
マイナス3:長期休暇中は大学の施設が使えない。(図書館は除く)
施設管理者も休みに入ったり、大学院生に優先的に使わせる為等の理由で学部生のほとんどが施設を使えなくなる。
夏休みこそ使わせてくれよ!!って思うでしょう?使わせてくれません。。。
人間関係
プラス1:依存する人間がいない
良くも悪くも個を大事にする為、トイレ行くのもご飯食べるのも移動するのも一緒、などということはない。
皆気がつくといなくなってたりする。
その為、うざがらみなども皆無。
1人で過ごすと死んでしまうような人は留学には向かない。
気の合う人間でもいつも一緒、とかはアジア人特有なのかもしれないね。
プラス2:困ってる時は助けてくれる
非常に困った事などを遠慮せず相談すると大概力になってくれる、日本人とは異なり言わないとわからない為、口に出すことが大事。
プラス3:気が長い
イギリスで生活をして思ったのは皆気が長い。
スーパーで行列しても、何かで待たされたりしてもイラついて怒りだす、なんてのはあまり見たことがない。
皆待たされたり、すぐに何かがやってもらえなかったり、出来なかったり、等と言うことは常に発生するので皆慣れている。
その為、英語が微妙でマゴマゴしている私の言う事も根気よく聞いてくれるし、私が何が言いたいかを瞬時に理解し周りに説明してくれる、という子も出てくる。
幼い頃からボランティアや福祉に触れている国民性か、人を助ける、という事がすんなりと自然に出来る人が多い、すごい。
私もイギリスに住み、スーパーで行列しても、電車が来なくても、授業がなくなっても、待ち合わせ時間に友達が来なくても、予約してたチケットが予約が何処か行ってしっまって取れてなかったりしても、イライラしたりする事はなくなった。
イラついても怒っても全く解決されないのだからイラついても仕方がないのだ、と思えるようになった。海外に行く事で逆に仏の様な気持ちの大らかさを身につけることができたという。
マイナス1:自分の意見を突き通す、自分勝手、または自己解釈が意味不明な人が多い
個を大切にする民族ゆえに自分のスタンスや意見をはっきり言う人が多い、その反面譲らない、自己の気持ちを突き通すなどをし、グループワークでイニシアチブを取りずらくするやっかりな人間がいたりする。
自己主張は大事だが、空気を読む文化がないせいか、周りがオイオイ、と思ってるのに気づかず自己を押し通し、人知れず嫌われたりする人もいる。
また、自分の意見は絶対良い、正しい!!と信じすぎていて非常に扱いにくい人も多い。
周りは黙ってやりたいようにさせておくかやんわり方向性を変えさせるかするが、とにかく主張が強すぎる人間はイギリスでは多いのでグループワークで非常に厄介。
そんな中でも口喧嘩には発展はしない。
マイナス2:学外では見かけない差別主義者が学内にはいる
先生やスタッフで差別的な人たちはあんまりいない、大学側にはいろんな国から来ている人が多く、そんなん差別してたら働ける訳がないのだから。
しかし、生徒の中には存在するということは覚えておいて欲しい。
大概がイギリス人の白人の頭の悪そうなティーンである(はっきり断言)。
どこのクソ田舎から出てきたのかと思うほど白人至上主義で有色人種や他の国の人間を見下してる奴がいる、大抵見かけはケバくてビッチでうるさい。
そういう輩には近寄らない方が身の為だし、うっかりグループワークで一緒にならないように気をつけよう(実際痛い目にあったでござる)。
何を根拠にそう思ってるのかはわからないが白人が一番偉いと思っている(アホ)。
とにかく外国人が嫌いでイギリスに居座って永住権を取得して居座ってイギリス人の雇用や諸々を脅かそうとしてる、悪!!とか思ってるアホ。(大概親が同じそれでアホ)
ニコニコしながら差別的な事を平気で言ったり蔑んだりする。
男の子で目に見えて差別する子たちはあまりいないが女はヤバい、間違っても近寄らない方が良い、全力で逃げて。
マイナス3:男の子、男の人が優しくて自分がダメになる
Lady firstの国なだけあって、大体の男の子は女の子に優先的にしてくれる、道を通るにしろ、何かをカフェで注文するにしろ、座るにしろ、とにかくLady First。
心でどう思ってようが絶対女子優先、これは幼い頃からの教育の賜物だろうが、その姿勢は本当に感心するし日本の男は爪の垢煎じて飲んで下さいって思う。
髪型や服やメイクの変化に鋭く、会うと必ず何かしら褒めてくる、それは幼女に対してもお婆ちゃんに対しても同様で女性に対するアンテナを凄い張ってる。
それは知り合いだけでなく街中で通りすがりでも褒められたりする、それが下心なくサラッとできる。
太ったとか外見のことをとやかく言ったり、女のくせにとか変なマウント取ってくるクソみたいな男は皆無。
その生活に慣れると日本に帰ってきてから絶望しまくるので注意が必要。
日本人の友達:近頃日本人の留学が減っている為、名門でもないKingston大学には日本人は全くいない(名門でも少ないだろうが)。中国人留学生が多い為、いたとしてもどれが日本人なのかも分からない。
英語クラスなどに行くと稀に日本人がいるので知り合うきっかけにはなる、または周りから日本人おるで!!と紹介されたりする。
日本人に依存しなくても生きてはいけるが、英語を話すストレスは計り知れないので日本語を話し愚痴れる友達は居ると気が楽になる。
私の場合、大学でよりバイト(日本食屋)先で日本人の知り合いや友達が沢山出来たので、大学で血眼になって探したことはない。
ちなみにKingston大学はJapan societyは無い。
誰か立ち上げてください、、、。
住まい
一番頭を悩ますのが住まいの問題。
日本みたいに気軽に1ルームアパートを借りて、などと言ったことができない。
そしてロンドン近郊は家賃も高い、必然的に学寮かフラットシェアになるが決める時もよくよく考え、現場を見てから決めたほうが良い。
大学寮:お勧めしない。
風呂、トイレ共同もまだあるし、ensuiteでもシャワールームは狭いし壁が薄いので隣にうるさい奴がいると一生地獄。
家を出たばかりのティーンとキッチンをシェアすると地獄絵図と化すので注意が必要。
また、冷蔵庫が小さいと場所取りで喧嘩になる場合も多々あり。
どのようにスペースを使うかを最初に決めるべき。
Pre-sessionalの時Seething Wells Hallに3ヶ月ほど住みましたが、その時は仲良しの友達が出来た思い出深い生活だったので、留学生同士の場合は割と上手くいくとは思うが、イギリスのティーン女子が入ってくると一辺に地獄となるので注意が必要。
最近Penryn Roadキャンパスの近くにできた新しい寮は民間寮に似ていて綺麗で素晴らしいが、兎に角高い。
日本と違って安くても良い家が見つかる事は絶対にないので自分の生活を守りたいならば多少の額を支払うのは仕方ないと諦めるしかない。
民間学寮:ensuiteでも部屋数が多い所はお勧めしない(キッチンシェア5人以下のみ許容範囲)、しかし建物が良くてもシェアする人間によって地獄と化すのでこれもあんまりお勧めしない。友達同士で同じ所に入るなどすれば幸せに暮らせる。
ただしStudioタイプの民間学寮はサイコー。要するにワンルームマンションなので地獄みたいなキッチンをシェアする必要もないし煩わしいやり取りもしなくてオッケー。
ensuiteにしろStudioにしろ割高。
大学寮、民間学寮ともに悩まされるのはファイヤーアラーム。
室内でタバコ吸ったり煙を出すとファイヤーアラームが簡単に鳴るため、移り住んで暫くはまぁまぁの頻度で鳴る。
そうなると外に強制的に避難させられるため真夜中や真冬だと非常に厄介。
フラットシェア:これも同居人次第。
大学の友達と同居するの人は多いがこれも注意が必要。
入学年に学寮に住んで仲良くなった子たちと2年目からフラットシェアする、と言うのが大多数のパターン。学生向けのフラットは不便なところになる場合もあるが、学生向けに安く提供してくれている為コストは相当抑えられる。
mixbなどに掲載がある日本人フラット:ピンキリ
1つ言えることは私もそうだが、旦那がイギリス人、またはEU圏で嫁が日本人で余ってる部屋があるから貸し出す、と言った奴らは8割方やばいので覚えいておくといい。
あと既にリタイヤしてる、と言う輩も非常に厄介なので気を付けたほうがいい。
自分らは時間が有り余ってるので話し相手としてみなし時間の搾取をしてくる、ただの老害。
日本人宿でもオーナーとの同居ではなくフラットシェアタイプがまだマシかと思われる。
大概オーナーと住むとうまくいかないし、最初は親切ぶっていてもマウント取り始め、訳のわからないルールを強要し始めるからヤバさが徐々に爆発してくる。
ランドロードと住むということは全く対等でないと言うことを理解しておく必要がある。
家は本当に悩まされて大変だった。
最終学年になり、民間学寮のStudioタイプに入ってやっとまともな環境になった、という感じ。最終学年は忙しいのでそういった煩わしいことに悩まされる環境じゃなくして置くのが大事かと思います。
家と同居人選びは慎重に。
病院
大学には大学敷地内にGBがあるので、登録しておけば医療をそこで受けることができると思います。私は一度も行ったことありませんけど。
私は留学生保険に入っていたので、具合が悪い時は日系の病院に行っていました。
イギリスの医療は基本無料なので、安くあげたいならGBに先ず登録して予約を取るべきですが、当てにならないのと具合が悪い時に英語で説明出きる気がしなくて日系の病院にしか行ったことないです(歯医者を除く)。
ザッと上げましたが、うちの大学に限らず、参考にできるところがあれば参考にしてみてください。
今年はコロナウィルスの事もあり、20−21の留学希望者は延期、中止にされてる方も多いかもしれません。
実際私も大学院進学はどうしようか悩んでいるところです。
学部留学の場合は、最初がリモートでもそのうち大学での授業になる可能性も高いですが、大学院の場合1年だけですから、その間半分とかそれ以上とかリモートだったら進学の意味を見出せなそうで悩ましいところです。
大学側もまだどうしていくかの判断が出来ていない状態ですから、私たちも今後の方針を注意深く見守る他はありません。
長々と失礼しました、ではまた。
COVID-19は収束するのか?
ごぶさたです。
ぼさっとしてたらあっという間に前回の日記から2ヶ月経過しそうです。
イギリスでビクビクしてる間にどんどん感染者も増え、死亡者も増え、イギリスはイタリア、スペインをあっという間に追い越し世界第3位に上り詰めてしまった。
5月16日現在 感染者数:236,711 死亡者数:33,998
となるほどすごい状況になってしまった。
私は感染者が16,000人を超える頃イギリスから日本に緊急帰国しました。
3月末のことです。
周りの留学生もバタバタと帰り始め、私も早く帰国しろ、と促され、親も大騒ぎで家族も巻き込み、住んでる部屋は引き払うことができずそのままにして来ました。
願わくば部屋の契約が終了する8月末には戻れる事を祈って。
同時期に帰国をした韓国人の友達もあのタイミングで帰国して良かった、と言っていた。
お互いもっと遅くなったら飛行機とかが飛ばなくなったり、国の受け入れ態勢が変わってしまったりしてやばかったのでは、と。
帰国後2週間自己隔離もしました、空港には弟に車で迎え来てもらいました。
それらも本当に大変でした。
海外在住邦人にチャーター機飛ばして支援してくれよぉお、、、日本政府ほんま使えんし決めるのもなんでも遅いし全然頼りにならない。
実際韓国人の友達はフライトを5回も取り直した(キャンセルに次ぐキャンセル)。
私は日系の航空会社が毎日飛ぶのは今週限り、となって、来週からは週3位になる、と言われてる時でした。
こんな事になるとは誰も想像できなかったと思いますが、各国の留学生は本当に右往左往、不安、ストレス、今後、などで皆悩んでいました。
大学の閉鎖が決まってから急速に状況が悪くなったので、皆学校での作業も全て中途半端に止めざるを得ず、私も現像したプリントをダークルームに置いたままです。
私はまだ最終学年でついていたのかもしれません、グループ作業もありましたが、オンラインミーティングでどうにかなったし、後はもう個人作業なのでどこにいても出来たのです。
また大学側も大学閉鎖により様々な作業に支障が出たことは理解しているので、完全に課題内容と評価方法などを大幅に変えてしまいました。
私たちの予定していたexhibitionもオンラインに変更となり、フィジカルなものを作らなくても良くなりました。
ぶっちゃけた話をすると、今年の最終学年の子たちはよっぽどの事がない限り落第点にはならずに卒業出来るのでは、と思っています。
大学にも通えないのに授業料は取られるし作業が困難だったり国に帰ったりとか様々なシチュエーションが学生に起こったし、精神的に不安やストレスを抱えて課題に集中出来なかった人たちもいると思います。
これで落第して来年また、とか言われても大学側も対処に困るわけで笑
私の勝手な憶測ですが、どこもそんな感じじゃないかなって、、、、
1年、2年の子たちは我々より苦労したのではと思います。
まだまだ大学での必要作業があったでしょう、特にスタジオベースの生徒たちは本当に大変だったと思います。
世界中の学生がこのパンデミックにより学業が突如終了してしまったので、お別れも言えずに離れ離れになった人たちも多々いると思います、私もそうです。
その前の週までは笑って大学のcanteenでコーヒーとか飲んでたのに、一変してしまいました。
今週頭に最後のエッセイを提出したので、もう課題や作業に追われることはありません。
(これも全然モチベーションが上がらず、集中力に欠け、リサーチもうまくいかず、酷い出来で提出し落ち込んでしまいました、、、自分が悪いんですけどもう、、終わったから良しとします)
後は成績を待ち、卒業するだけです。
現時点での成績的には卒業には問題がないかと思うので、あとは2:1が取れるだろうか、ということだけが私の心配点。
卒業式は例年6月から7月に行われますが、秋以降に延期となりました。
それすら本当にやるかもまだ分かりません、あくまでもCOVID-19が落ち着いてきたら、の推測なのです。
割と早い段階で1つ地方の大学院からオファーをもらっていましたが、今週、ロックダウン緩和が決まったのがきっかけかもしれませんが、もう1つオファーを貰いました。
それはロンドンの大学です。
イギリス全土の大学が多分沢山の留学生が入学辞退の連絡が続いているのでは、と思います。
そう考えるともう誰でも入れてまえって思ってるのかもしれない。
奨学金のことを考えるとそろそろ判断せねばなのですが、もういっそのことロンドンより地方の方が安全ではないか、もうこれ一番最初に受かった地方大学に行けとのお告げではないか、と勝手に思っています。
しかも返事は来月までやでっていう。
まだ受け入れ側の大学自体始まるんだろうか?って感じだけど。
何より自分も進学していいものかどうかを悩んでいます。
母親は絶対反対で進学するにしても来年以降にしてはどうかと言われています。
しかし一年もブランクがあったらもう絶対戻れない気がする。
修士論文15,000文字やデェ?
日本で1年ぼやっと過ごしたらもう絶対書けない気がする。
取り敢えずもうしばらく考えてから進学するか、するとしてどの大学に行くかも含めて決定しようかと思います。
いやーーーーーー、ほんと、、、、
COVID-19よおおおおおおおおおおコロス💢
って感じです。
ではまた。
非常事態宣言
ボリス・ジョンソン英首相が既に非常事態宣言をしましたので、イギリスも尋常じゃないレベルに達する見込みです。
ロンドンではコロナウィルス向けのField Hospital ナイチンゲールが発足することが24日に発表になりました。
それに伴いボランティアも募集しています。
そしてさっきチャールズ皇太子がコロナウィルス陽性であることが発表されています。
チャールズ皇太子は数々の公式行事に参加しているのでどこでコロナにかかったかは判別するのは難しい、との見解、そりゃそうだ。
女王陛下に移したら大変よぉおおおご高齢なんだから(チャールズ皇太子もまぁ高齢だが)、スコットランドで大人しくしててください。
嫁は悪運が強いので陰性。
どこの報道もコロナウィルスのことばっかりですわ。
私も抜歯後は近所のスーパーに1度買い物行って以来外出はしていません。
大学も閉鎖してるし行く場所がないのです。
政府も不要不急以外は外出するなと言っているし、私も感染が怖いのでじっとしています。
まぁ、民間寮の一室でじっと、というのも割とストレスが溜まるんですが、友達とチャットしたり電話したりして気を紛らわしていますが、終わりのない感じの閉塞感がメンタルに突き刺さるのか、体調が思わしくありません。
これが世に言う心意的ストレス(違っても知らん
先週から急激に変化してきたこの情勢、母親も悲鳴を上げ始め、帰ってきた方がいい、今すぐに、入国拒否される前に!!と焦り始めました。
イギリスは現在日本では警戒レベル2、イタリア、スペイン等がレベル3ですからもっと感染者数が増えてきたら早々に3に上がることが予想されます。
感染者ついに8,000人超えちゃったヨォ、、、、
おらの州は110人、、、まぁまぁやな。。。。
そんな訳で母が毎日のように心配心配言い出したので、まぁ自分も危機感がありましたので今週金曜日に急遽帰国する事にしました。昨日やっと色々な算段が完了しました。
交通機関は使いません、弟が迎えに来てくれるというので、マスクの重装備でお願いをし、実家に帰ると母親に迷惑がかかるといけないので(彼女は既往症がある)、叔母が持つアパートの一室を借りる事にしました。(こんなご時世のせいか春だというのに空室があるらしい)
弟が迎えに来る際には当面必要になりそうな食材も持ってきてくれるようなので、あとはそれを食いつぶしながら出前などを頼んで(外に置いておいてと言えば問題ないはず)2週間はどうにかなるだろう。Wifi さえあれば課題もこなせるし。
最低限の準備と安全確保(しかし弟にはリスクがあるかもしれない、、、)、そしてガイドラインに習っているので帰国しても文句は言わせねーぜ。
それでもウィルスにかかってたらどーしよー、今の時点では熱もないが無症状の人もいるみたいだし判断つかないな。
月曜日にベトナム経由で帰ろうとした人は搭乗を断られたらしい。
火曜日にエミレーツでドバイ経由で帰ろうとした友達はフライトが無くなったらしい。
そんな訳で経由便を今取るのは危険である、直行便一択。
高いけど背に腹は代えられない。
フライトがキャンセル、ヒースロー閉鎖となったらもう帰れないけど、そうなったらそうなった時に考えようかと思います。
どちらにしろ家にいるのには違いない。
東京もここにきて感染者が増えてるみたいですね。
広めてるのは海外在住帰国者というよりは、海外渡航者なのでは、、、、と思う今日この頃。
ウィルスが世界中を支配し狂わせているので、もうきっとどこにいてもリスクは消えない。
窓から見える我が田舎町はいつも静かだが、今は普段以上に静かで人通りは少ない。
酷くなる一方
昨日ロンドンの交通機関は40%削減し、本日からパブ、レストランはテイクアウェイ以外は停止となり、いよいよ街がゴーストタウン化する可能性です。
来週には交通機関が全面ストップする可能性があると噂されているので
前回日記をアップしたその日に大学はFace to Faceの授業などは全て中止となりました。
Face to Faceができないってことは事実上授業も、セミナーも、チュートリアルも、とにかく全て停止。
今は大学もほぼ閉まってる状態だと思います。(全然言ってないからよくわからないけど)
来週月曜日に提出予定だったエッセイは一週間期間が延びました。
多分大学で調べ物などが出来ないからそれらを考慮しているのかと思います。
4月以降の課題提出日は今の所変更のお知らせはありませんが、今後しばらく大学が閉まる場合は変わる可能性もある、かも?
最後にやるはずのエキシビジョンも完全にオンラインに移行が決定。
それでもグループプロジェクトなので話し合いをしながら進めなくてはいけません。
そこで私たちはGoogle hangout を使うことになりました。
人と会ったり接触するなー、と言われている為、極力今は家はでず、でもプロジェクトは進めなくてはならない、そのためオンライン会議をすることになったのです。
これはこれでまぁまぁ楽しいのですが。
このグループプロジェクトの締め切りが4月27日なので、それまでにコロナが落ち着いてくれれば良いですが、どっちにしろこの方向性は変わらないだろうから大学がまた開いたとしても私たちのプロジェクトはこのままオンラインで終了しそうです。
どちらにしろ大学は4月までしか授業がなかったので、このグループプロジェクトが終わると私たちはもう大学に行く必要がなかったのです。
私はこの夏は日本に帰らず、ヨーロッパを旅行しようと思っていましたが、どこの国も国境封鎖、入国制限などを行ってるし、ウィルスの影響がいつまで続くか分からないし、諦めて日本に帰ろうかとも思ってるんですが、日本は日本で海外からの帰国者に対して規制を始めましたから、これもどうしようか、というところ。
イギリスを含むシェンゲン協定加盟国は検疫の強化が決まりました。
でもこのまま行くとヨーロッパの感染者は拡大の一途を辿っているので、今に入国拒否になるかもしれない、、、、そしたらいくら行動制限されたからと言っても今帰ったほうが良いのではないだろうか?と悩んでいます。
検疫所長の指定する場所で 14 日間待機し、って、どこで待機させられるんでしょうか、、、、
なんなら帝国ホテルとかにして欲しいです(ヲイ)。
所で昨日無事抜歯が終わりました。
ちょー血が出て、今でも痛いのですが、そのうち傷はふさがるでしょう(抜歯した側の頰と顎は膨れたままだが)。
日本以上に麻酔を使うので抜歯直後は手足の震えと心臓がばくばく言って大丈夫なのか??とビビりましたが、今は問題ないです。
その歯医者も来週からは締まるようなので、今後の治療は一ヶ月後から、と言われました。
どちらにしろ、歯茎がちゃんと傷が塞がり、盛り上がってこないと次の行程は無理だと思うので、一ヶ月後にまた、再開したら通え、、、、流のだろうか?
ブリッジかインプラントって言われたんですけど、海外でインプラントやる勇気とお金がないので多分ブリッジにしてもらうと思います。
ていうか、その前に日本に帰国出来るのであれば、日本でそのあとの治療はしてもらいたいと思っています。
自分の希望的観測で行くと、4月中旬までに帰国したいなーと思っています。
遅くなって国境封鎖されても困るし、、、、
日本は感染者数が最近1000人を超えたようですが、イギリスは3000人超えてしまいました。
ていうか、もうすぐ4000人になりそうです。
私の住むSurrey州ももう57人感染者が出ています。
やはり衛生面への考え方や対処などで日本と差があるのだと思います。
私の母は今は帰ってこない方がいいって言ってたんですが、この二、三日でどんどん感染者数が増えていくのを見て「例え2週間隔離されても日本の方が安全なのではないか」と言い出しました。
私も同じ気持ちです。
また日本の受け入れ態勢が更に厳しくなる前に帰るべきなのでは、と考え始めました。
一時的に帰っても、大学院に進学する以上また戻ってこなくてはいけませんが、それもどうなるかって感じですね、今の所。
取り敢えず、これから帰国について時期など考えていく予定です。
観光の中心ピカデリーサーカスも閑散としています。
いつもならエロス像の下に沢山の人が座っていますが昨日は全然いませんでした。
パンデミック
コロナウィルスがイギリスを侵食し始め、前回のブログでは3/11時点で感染者が100超えるかどうかくらいだったと思いますが、もう現時点で1400を超す感染者数、、、、今17日、何ですけどまだ、、、突然グアっと広がった感じ。
そして検査受けてない人のこと考えると潜在的な感染者はもっといるんでしょうねぇ。
当初ボリス・ジョンソン英首相は集団免疫を高める意味合いがあるとして、国民の60%までウィルス感染容認する方向でした。(頭がおかしい)
しかし本日(16日)早くも方向転換(当たり前だ)
すでに近隣諸国が教育機関閉鎖、パブ、レストラン閉鎖、国境閉鎖、などをやっているというのにイギリスのやたらに遅い対応は一体どうした事でしょう。
Twitterでは #BorisResign がトレンド入りしちゃったりしてもう自分で自分の首絞めてんな???って感じですけど。
ジェレミー・コービンが楽しそうじゃないですか!!!(個人的見解
私は今月末、というか今週末からアイルランドに行く予定でしたが当たり前ですが中止です。
スペイン人の友達が絶対行くって聞かなかったのですが、フライトがキャンセルされれば諦めるだろ、と思っていましたが、本日のこの首相の会見のニュースを見て、私に相談する事なくいち早く自国に帰るフライトを取り、「スペインに帰ることにしたー、大学も授業もないし両親も心配してるから、あとはオンラインで連絡取り合ってプロジェクトすすめようね!」とかいうテキストをグループチャットに送ってきたので、まぁまぁ
「お前先に俺に言う事あるやろが💢」
って感じですが、まぁここは日本ではないので仕方ないです、一番大事なのは自分ー^^^^^^^^^^
まぁ絶対行く、と駄々こねてたので早くキャンセルしたかった私としては良かったなと胸をなでおろしました。
航空会社はこんなご時世ですのでキャンセルについては受け入れると発表していますが、キャンセル料はかからない、と書かれていましたが、メールをしたら余りにも多いキャンセル依頼のメールが届いてる為、2週間以上後の旅の予定の方は今は返事が出来ない、と書いてあった。
私は今週末だからやってくれるかなぁ、、、、念の為明日電話するか、、、、。
私はこんな時に、こんな時に、
歯を折ってしまい(死にたい)
ぶつけたとかでもなく、ただドライアプリコットを食べていただけです、、、、
イギリスで歯医者に行くという恐怖をお分かりいただけるだろうか、、、、
世界一やばいのではないかという技術と医療。
全く信用できないし口コミも本当に酷い。
出来るなら日本で治療したいが緊急事態の為そうも行かない。
でも、知り合いに評判の良い歯医者紹介して頂い他ので、本日アポをとりCity Centreまで行ってきたのですが(ウィルスより歯をどうにかせねば!)、既にDeath Cityになりつつありました。
繁華街、観光地、人が疎ら、、、、、
駅、地下鉄、電車、ガラガラ、、、、
そして英首相の会見により、自宅待機が明日以降もっと増え、更にDeath City化が進むかと思われます。
私は抜歯が決定したので(泣きたい)、木曜日にアポを取ったのでまた行かねばなりませんけどねっ(涙)
お口の中の平和優先!!!
すでにイギリス国内で死亡者が50人を超えてしまった。
それでも学校は閉鎖しない。
なぜ。
今日の朝来た大学からの一斉メールには
1.大学は閉鎖しない
2.Face to Faceの授業は来週23日から中止、今週金曜20日より大学のすべてのイベントは中止
3.試験、課題などはすべてオンラインへ移行
4.学生、留学生が親元、自国に帰る場合でも成績には影響しない、現時点で出来うる対応とサポートを惜しまない
とあった。
しかし今日の首相の会見を受けてまた大学が方針を変える可能性があるので、明日以降も予断を許さない。
そしてこうなるともう授業自体は卒業までない。
ファイナルプロジェクトであるエキシビジョンの展開はオンラインエキシビジョン制作へ多分移行。
コースメイトとFace to faceする事はもうなく、このままそれぞれの作業をチャットやメールですり合わせてグループプロジェクトは提出し、このまま卒業、となりそう。
最終学年の最終プロジェクトと終わり方がコロナウィルスのせいで台無しにされるとは!
ていうか授業料返せっ
返さないよね、知ってる、、、、
どこにも行けないしずっと部屋にいなきゃいけないなら、イギリスにいる意味なくね?
ほんとスペイン人の子みたいに日本に帰ること考えた方が良いのかなぁ。
韓国人の友達も試験のことがクリアになれば速攻国に帰る!!って言ってたし、、、、
卒業まで何も大学に行く必要がないならそうよね、、、、
そして卒業式もどうでもいいなら(ていうか開催されるかも微妙、、、、)今帰っちゃうよね、、、、。
私もなんだか卒業後大学院に進学するのだが、このまま日本に帰ろうかなぁ、、、とか思い始めましたよね、、、、、
来年度の授業もまともに進むのか、開催されるのかも分からないんだし、、、、、
いやぁ、、、、、伝染病とは恐ろしいものですね、、、と、今回の件でひしひしと感じました。こんなに数ヶ月であっという間に世界中に広がり、じわじわと死者を増やし、特効薬もなく、国も街も殺伐とし、経済は落ち込み、差別は進み、、、、
何もええことない
明日(もう今日だけど)母親に電話して相談するつもりです、、、、。
私の留学って、、、、なんだったんでしょうか、、、、
笑うに笑えない結末で、、、まぁ、日本でも他の国でも卒業式も授業もままならないのですから私だけがこんな目に遭ってるわけでは何ですけど。
頑張ってきた結果最後がこんな状態で有耶無耶に終わっていくのは悲しいし、コースメイトとももう会わずしてお別れする可能性があり、複雑な気分、、、、。
人生とは突然何かが訪れ、何かが終わっていくのですね。
コロナウィルス
先月まではイギリス国内で9症例、いや全然やな、って思ってたらもう400近いところまで来てましたですよ、あっという間に広がるコロナウィルス。
ロンドンでは104症例(3月11日現在)、まぁまぁな数やな。
日本みたいにマスクしないからどんどん広がるな、これ。
イギリスでは早くも学校閉鎖が始まるかもしれん、と言われていて、閉まるとしたら何週間?
そして我々最終学年のファイナルプロジェクトは如何に???
という急転直下な今日この頃。
もし、近日中に閉鎖となると我々のファイナルプロジェクトはオンライン公開となるらしい。
しかし、どうやって、オンラインエキシビジョン、、、、、、
私か、私がウェブサイト作るんやか、、、、
ダッル、、、、
イタリア帰りのイギリス人が大幅にウィルス持ち込んでる気がするけどアジア人が叩かれると言う事実からすると結局毛色ですよね、わかります。
CNN.co.jp : 東アジア系留学生、ロンドンで集団暴行の被害 新型ウイルスで募る差別感情
そんな訳でアジア系留学生は皆震えているし、できるだけ出歩かない方が良い、みたいになってる訳ですよ、罪深いウィルスや、、、、。
マスクは基本的にウィルス感染した人がするのでなんともない人は紛らわしいからするな、が推奨されてる訳ですが、そんなんじゃ予防できるわけないです、そりゃガンガン広がるわ、、、。
そんな中私は今月末またアイルランドに行くんですけどね、、、、、
周りに「なんで今?辞めろ!!」って言われてるんですけど、、、、
そんなこと言ったらどこにも行けない、、、、、
まぁ航空会社もフライト減らしてるらしいし、もしフライトがキャンセルされたら考えますね(オイオイ)
日本みたいにトイレットペーパーやハンドウォッシュが軒並み売り切れてりしてるので、まぁどこの国も同じような事が起こるんだな、と割と冷静な気持ちです。
日本以上にウィルス感染した場合どうしたら良いのか分からんから、出来れば感染はしたくないが、どうなることやら。
中国人の友達は皆街中歩くのにもマスクをし始めた「自分で自分を守らなきゃ!!」
おっしゃる通りです。
今後長引くと本当にアジア系への攻撃が激化しそうで怖い、、、
そういう意味では日本に帰りたい今日この頃です。
卒業とは
エキシビジョンで貰える冊子等を見ながら自分達のプロジェクトを考える
今日も外でも中でもアホな学生が奇声を上げていますが今更気にしません。
この国にはカラオケボックスがないからいけないんだ、、、、きっと。
イギリスでもコロナウィルスがじわじわと症例を増やしてますが(現在9症例?)日本ほどじゃないのかもしれません。
大学でもWHOの注意喚起のポスターガンガン貼ってるけど何処吹く風、、、、。
そしてアジア人差別が各国で始まってるようですが、イギリスはスーパースプレッダーがイギリス人だったからなぁ、、、、ちょっと差別しにくいよなぁ、、、、なんか理由つけてアジア人差別したい人も積極的には出来ないよなぁ、、、、笑う。
卒論も終わり、ポートフォリオとグループプロジェクトも終わりましたが、まだ半分終わっただけです(遠い目)
あとエッセイ2本、リサーチステートメント1本、ファイナルプロジェクトが残っています、、、、本当に4月中に全て終わるのでしょうか、、、、不安です(やるしかない)。
授業自体は4月の頭に終わってしまうので、提出物とプロジェクトは自力でガンバだヨォ、みたいな感じですね。
私のコースは最終的に自分たちでエキシビジョンを一つ作り上げなくてはなりません。
私はこのコース最大の山場だと感じていますし楽しみではあるんですが、グループプロジェクトというのは自分一人ではできないため(当たり前だが)、色々困難が待ち受けています。
今週頭に提出したグループプロジェクトもまぁまぁ腹立つことや疲れる事が多かった。
しかしそれは仕方がないのだ、、、どう落とし所を作るかが問題なのだが、それも中々に難しい。
主張が強い人が本当に多いこの国、、、、間を取るとか人の意見も取り入れる、とか、絶対絶対しないよね、、、、疲れるぜ。
社会人になればまだ一歩引いたり、中間を取ろうじゃないか、とか言ってくれる人が、、、、いて、くれるよね?(疑問、、、、)
そして主張が強い人に限って働かない、本当にこの法則なんなんすかね?ビビる。
今からファイナルプロジェクトも頭が痛いです、、、、
しかし私は総合成績で2:1を取らねばならぬので頑張るしかないのです。
グループワークとは一体感が大事だが、グループの半分の子達は一体感がなかった、、、そしてサポートアンドヘルプもする気はサラサラなかったようだ。
個々に必要なものは提出したが、作成しなければいけない物を作り上げる過程に参加とか会議とか買い出しとか諸々全く参加しない、手伝わない、という。
それで同じ点数なのは腹立たしさがあるな、、、、本当に。
出来上がった物を見て
「Well done guys❤️」とか言われてもFxxk off 😇みたいな気分にしかならない(大人気ない)。
中途半端に関わって煩わしい事はやらない、ってのが一番まぁまぁどっかいけ😇みたいな気持ちになる。
その反面全く参加しない子は腹も立たないが一体どうしてしまったのか、と思う。
昨年からずっとモジュールに参加しなくなってしまったコースメイトがいるのだが、当然今回のグループプロジェクトにも全く顔も出さなかった。このプロジェクトは昨年秋から続く長いプロジェクトだった。
どんなにメッセージ送っても、チューターが連絡しても返事はなかった。
2年が終わるところまでは全然普通だったし、3年になってからも普通に来てたのに、ある日突然崩れてしまった。
推測するにバイトのせいだ。
彼女はゲイだが、何故かバイト先で知り合った人と付き合いだした、それは良いとして、男子だったんだが。
この時点で私の中では「?????」ハテナが飛び交い、そうか、バイか、、、、と、納得はしてみたものの、そんなこと言ってなかったよな、、、、
そして「おい、付き合ってた彼女どうした?」と瞬時に思った。
ラブラブな画像をインスタにあげていたのに、次の瞬間むさ苦しい男との2ショに代わり、もう「どうした??」感満載だった。
いやまぁ嗜好は変わるものだ、それもまぁ良いだろう、心意的や性的嫌悪でないならばあるだろう、いやあるある(多分)。
しかし職場が楽しいのか彼と一緒にいるのが楽しいのか全く大学に来なくなってしまった。
昨年そのむさ苦しい髭面の男と仲良く手を繋いで歩いてるところにバッタリ遭遇してしまったのだが、その頃にはすでに学校にはあんまり来てなかった。
「来週は来る?」って、聞いたらその時は行く、と言っていたのだが、、、、結局来なかった。
そしてプロジェクトがどんどん進んでいく中チューターがチュートリアルにも、グループディスカッションにも参加しないのを心配してそろそろ出てこいと催促をしたら、「もう今更参加できない、今更参加して迷惑かけたくない」と返事が来たそうだ。
でもその時点では、そこまで話も進展しておらず(プランを立ててる段階)、今からなら全然やる気があるなら来たら、と言っていたのだが、結局来なかった。
自主性を重んじるお国柄なので強制してまで、と言うことはしない、促すだけだ。
もう大人なんだし、自分で判断して自分で決めないとねぇ、という感じですよ、はい。
その為徐々にコースメイトも彼女が来ない事に対して何か言う事がなくなっていった。
それにしても、3年になって、あと少しというところでドロップアウトなんて何考えてるんだ???と皆が本当に信じられない、と言った心境にはなった。
その昔語学学校に通ってる頃「授業つまんない、英語つまんない、イギリスも興味ない」って言ってずっと部屋に引きこもってゲームばかりしてた日本人の男の子がいたけど、あの子今頃どうなってんだろうか、時間とお金をガンガン無駄にしてたけど、親に言われて仕方なく来るとそういう風になってしまうのね、、、と思っていたけど、彼女の場合は自分の意思でこの大学とコースを選び学んでいた訳でだから、それとは違うんだけど、転がり落ちるように授業に出なくなるっていう意味では似てる気がした。
私はたとえ授業がつまらないとか仲間とうまくいかないとかあったとしても意地でも大学に来て卒業したと思う。
気軽にドロップアウト出来るほど安い授業料と滞在費ではありませんから、留学生の場合は特に。気合いと根性でどうにか乗り越えるしか選択肢はないと(私は)思っている。
それはイギリス人の友達にしても同じ考えのようで「今までの授業料ドブに捨てるようなもんだ、何考えてるんだか」と吐き捨てた子もいる。親に出してもらってるのに申し訳ないとは思わんのだろうか、、、、
私は自腹掻っ捌いてゲロ吐きながら貯めたお金で来ているのでそれだって絶対に無駄にはしたくない。
恋とは、人生を狂わせるものなんですね(棒読み)。
あとで振り返って「若かったわ、、、、」とか言っちゃうんだろうか、、、知らんけど。
何度か書いていますが私たちのコースは私たちの代でコース自体が消滅してしまうので、留年は絶対出来ないんですよね。
まぁ先生に頼み込んで来年なにがしかアレンジしてもらうことは可能だろうけど、最終学年でやらなきゃいけない事をどこか違うコースでアレンジしてもらうのは可能なのだろうか、とは思う。
ちょっと似てるコースに頼み込んで入れてもらうか、って感じだろうか、、、
卒論は提出したとインスタで上げていたが(全くコンタクトが取れないのでインスタしか知る術がない)、この前メインチューターと皆で話した時「どのモジュールにも出てない、グループワークにも参加しない、連絡しても返事がない中で卒論だけ出しても卒業は出来ない、いくら出欠が点数には関係なくても全て出ないなんてのは論外。そして卒論は卒論までのプロセスやコースメイトとの積み重ねが大事な訳で、他のモジュールの課題もやっていないなら当然卒業は認められない」と言っていた。
1年の時に2人ドロップアウトしてるんだけど、まだその子たちの方が傷は浅い、、、コースが合わないからといって辞めていった子もいるので、早い方向転換は有効だ。
私はイギリスの大学で学び卒業するという目標をまぁまぁ長い年月を掛けて叶える為努力し、叶える途中なんですよねー、絶対叶えるつもりなんですよねー。
だから正直彼女がどんな気持ちなのかは分からない。
人により人生はいろいろだし私も紆余曲折ありここまで来たわけなのであれなんですけど、、、、
卒業はしといた方が良かったんじゃないかなぁ、とは思う。
ともあれ、彼女の行く末に幸あれ、としか言いようがない。
我々のコースは色々ケチがついてしまったコースだが、それでやさぐれても仕方がない、最大限大学を利用し活用し美味しい所をむしり取るくらいの気持ちでいないとやっていけないのですよ、きっと、この、イギリスの大学というところは。
いやはや、私も3年という月日をかけて貪欲にむしり取る事に慣れてしまったぜ、、、、。
精神力は無限に鍛えられるぜっ👍
(全く留学に夢を与えられないブログで恐縮です、、、、)