だいぶ大人のイギリス留学日記

University of Glasgow MSc 進学した人の適当日記です。

3年目が始まりました。

今週からついに大学が始まってしまいました。

3年になり、最終学年です。

始まるまでは不安もありましたが、いつものメンツでダラっとした始まり方だったのでなんとなくホッとしました。

なんだかんだ言っても付き合いが長くなってくると、お互い馴染みが出てくるものですね、、、学部に入学すると決めた時は不安だったし、入ってからもイギリス人を始めティーンエイジャーから20代前半までが大多数を締める所に入り、ジェネレーションギャップやカルチャーギャップを感じながら悩んだり、孤独を感じたり、やる気が出なかったり、色々なことを経験し、言うてみれば経験値が上がり、今年初めてのクラスでは夏休みの事とか話しながら、あー、私、何となくだけどここに居る場所が出来たんだなって思いました。

 

うちのコースは少人数だし、思いの外年齢層も高かったのも良かった点かと思います。

社会人からまた留学を考えたりする人は(特に学部)専攻により違うと思いますが、コースの特徴や年齢層は確認した方が良いと思います。

周り全てがティーンだと割と詰みます。

大人っぽい考え方の子もいますがイギリスのティーン(特に女)は基本アホでビッチで外国人嫌いです(ハッキリ言うておこう)。

そのせいで嫌な思いも結構しました。

 

だから、大学や専攻の名前やグレードも大事ですが、大学や専攻の特徴、先生、生徒の年齢層、留学生が多いか少ないか、相談に乗ってもらえる環境はあるか、など必ず確認した方が良いとおもいます。

 

私は今の大学に決めたのはコースメイトの年齢層も決め手だったと思います。

skypeでインタビューした時、同じ学年になる子の年齢層を私は聴きました。

社会人からの入学が思いの外多かったので(イギリス人も含め)、落ち着いたコースになるかもしれないと、思ったのです。

 

実際めっちゃ落ち着いています。

大人で冷静で、かつ楽しい人たち、そしてEUからの学生もいるので程よいミックス感。

私が違うコースに入っていたら途中で帰国したかもしれん、とさえ思います。

 

基本留学って孤独ですから、全く知らない土地に、自分一人だけで来て、生活し、勉強し、働いたりしながら自分の力で生きていかなければならないので、孤独に打ち勝ち、時には孤独ともお友達になり、自分でも環境を整え、どうにかしていける力がないと留学生は出来ないと思います。

 

特に、先ごろは日本人留学生も激減しており、私が通う大学でも本当に数少ない人数しかいません(それに比べて中国、韓国の多いことよ、、、、日本人は何処へ行ってしまったのか、、、、)。

助け合ったりできる人間も自分の国とは違う人たちとなる訳です、自分でコミュニケーションを広げていかないと本気で詰みますよ。

 

前にも書きましたが、留学する際、留学生はUnconditional offerの人には必要のないPre-sessionalコースに、出来れば短期でも参加した方が良いと思います。

そこで留学の同志が多数できるのです。

同じ環境で頑張ってきた人間の絆は案外強いものです、私も何度も助けられましたし、大学始まった当初はコースでもそんなに話せなかったので、留学仲間がいてくれたのは本当に心強かったです。

 

Kingston大学で3年目となり、スタッフとも仲間ともまぁまぁ良い関係が持てていると思います。

来年の6月に笑うことが出来たら、私の留学生生活は上出来と言ったところではないでしょうか。

夏休みも卒論の為に沢山の本を読んだし、ラストスパートに向けて頑張りたいです。

 

ところで私の目下の悩みは卒業後、進学か帰国か、と言うことになってきています。

学部を卒業したら帰るつもりだったんですが、人間とは欲深いものですね、もっと勉強したい、どうせなら大学院卒業してから帰りたい、、、と言う思いが強くなってきました。

イギリスは物凄い詰め込み式だけど学部は3年、大学院は1年で終わることが出来ます。日本の大学を卒業することを思えば大学院まで4年で卒業できてしまう!!!ってすごいじゃないですか!!!

周りも卒業後の進路について話し始めてるところで、私も結構刺激を受けています。

 

問題はお金と、年齢ですね、、、、。

私は結構良い年こいてるので、これで大学院行って、日本に帰った時に、、、年齢、、、、、とは思いますよね。

海外に暮らしていれば年齢などほんの些細な事ですが、日本は年齢、性別差別が激しい国ですから、妙齢の女性に対しての扱いがひどい、そして地位もポストも与えたがらない、年齢が上がれば上がるほど再就職が難しいですよね。

 

2017年のWorld Economic ForumによるThe Global Gender Gap Report によると日本は144カ国中114位と先進国なのに絶望的な位置です。

 

www.gender.go.jp

 

イギリスですら15位!!!中国は100位、負けてるし!!

 

日本の古い体質は昭和の時代からすると良くなったと言われていますが実際のところ良くはなってないでしょう、下手すると悪化してますよね。

いまだに女は男の言う事聞いてれば良いんだ、と言う暗黙なルール社会(違うとは口では言っても実際はそう)、いやー、イギリスに住んでると男子は皆女子に優しいしわざとぶつかってきたり暴言吐いたりしないし、痴漢もないし、、、日本帰るのキツイわぁ、、、、って思っちゃうよねぇ、年齢にかかわらず優しいもん、おばあちゃんにも、子供にも。すっかりこっちのレディファーストに慣れてしまうと日本に帰って絶望的な気分になりますよ、、、、本当に。

男がぐっと我慢して一歩引く、そう言う事なんだと思います。ジェントルマンの国は違うね!!!

 

日本に帰っても何かやりたいことがあるかって言ったら、あるけど、まぁ無理なんだろうなー、長期なんちゃら計画のため何歳以下の方、とかもっともらしい理由つけて最初から跳ねるしなっ

 

イギリスでちょっと仕事経験してから帰れたらなー、と思ってもVISA問題で難しいしな、、、って思ってたところにこのニュースですよ。

 

www.theguardian.com

 

今まで大学(院)を卒業した留学生は就職活動などの為に4ヶ月は余分にSTUDENT VISAを発給してくれてましたが、来年度から2年働けるVISAが付いてくることになったのです。

大学院進学を悩んでいる私に更なる追い風が吹いてしまいました。

仕事をもぎ取るのも大変だとは思いますが、やるだけやってみたい、2年も働けたら海外経験としての集大成となるなぁ、、、と薄ぼんやり、道筋が見えた、と言うか見ることが出来るようになったと言うか。

海外で暮らすって本当に大変だし、ましてや働くなんて本当にもっと大変だと思うけど、日本に居たって大変な事は沢山あるんだし、やった事にない事、やってみたいなぁ、と思っている自分がいます。

 

どうなるか分からないけど、色々調べながら、結論を出して行きたいと思います。

 

それではまた。