だいぶ大人のイギリス留学日記

University of Glasgow MSc 進学した人の適当日記です。

たられば

William Morris Gallery
皆大好きWilliam Morris の美術館

 

イギリスで暮らしていると絶対に諦めなければならないことがひとつある、これは他のどんな事よりも絶対に諦めなくてはまともに生活が出来ない事だ。

それは

時間にこだわらない

 

これである。

昨日コースワークでWilliam Morris Galleryに行くことになった我々、前日何時に集合するか、から様子がおかしかった。

何時に集合する?の問いをした子に皆全然返信しない。

(ちなみに私たちはWhat's upのグループチャットを主な連絡源としている。)

 

こういう時は大体皆行く気がないんだな、という時(既に2年付き合ってきたので薄々感じる)

行く気がある子だけがリプをする、で、前日、主に発言しているのは私と、あと2人だけだった。他の子達はリプすらしないから、まぁ私の中では行かないんだろうな、って思っていた。

👍だけスタンプした子は行く気はあるけど50/50と言ったところか、という私の読み。

 

そして当日朝、「私先週働きすぎて疲れちゃって、今日は久々のオフなの、だからいけないわ」と昨日レスしてなかった子からメッセが入る。

 

最初から期待してないよー^^

 

そもそも言い訳は必要ない、行かないよ、だけ言えば良いのに、人に嫌な人間と思われたくないすけべゴコロが出ているが私の中では前日に行けない、って言えばそれで良いのに。

当日に行けないって言う方が罪深いって言うかオメー気分屋だなっ💢って返って評価が落ちると言う事に気づいていないイギリス人女子。

それに対してレスする義理はないのでスルー。

 

私は朝英語のOne to One tutorialがあったので大学に行き、先生に添削してもらい、その足でWilliam Morrisに向かった。

途中、「私もやっぱり行けないと思う」ともう1人がレスをしてきた。

彼女は前日👍スタンプした子である。(これもイギリス人女子)

 

そっちも全然期待してなかったぜー^^ 

 

その後、「今日は図書館にいる」と連絡をくれた子(イギリス人男子)も昨日はレスつけなかった子だ。

イギリス人は大概気まぐれであるので、まともに相手はしてられない。

 

オメーはそもそも行く気なかったよなー^^

 

他2人(イタリア人女子(協調性なし)、イギリス人女子(ほぼコースメイトと関わらない変わり者))に関してはノーレスポンス。

これは全然期待とか言うより存在しないと言うことで私は完全にスルー。

 

集まったのはやはり私を含め3人だけだった。

 

私は時間通りちょっと早めに着いたので1人でブラブラ中を見ていた。

他の2人は10〜30分遅れて到着。

ここでも時間厳守、などと言う事からは程遠い、て言うかそんなの追求するだけ虚しいのである。

スペイン人の子は何かの集合時絶対30分は遅れてくる、これはデフォルトなのでもう民族の違いという事で消化している。

もう1人のポーランド人女子は基本時間には忠実で、早めに来ているか、多少遅れるかのどちらかだが基本民族的に真面目なのでレスなし、ドタキャン、大遅刻、などはあり得ない。

この2人は来るだけマシなのだ。

 

日本人の感覚で言うと約束した時間は絶対、集合10分前に現地に、みたいなのは普通だと思う。予定が合わないなら前もって断る、時間に遅れそうなら前もって連絡する、それも私の感覚では全くおかしくない、普通な事である。

でも、世界は広い、日本人の感覚を他人に押し付けたり強要するのはおかしな事、人それぞれ、Love and Peace、と言う事であまり考えない事にしている。

勿論イライラする事もある、

 

何でやねんアホか!!!!

 

と思う事も多々ある、しかしこれがカルチャーギャップ、ダイバーシティ、とにかく世界は広いって事なんだと思う。

この2年で私の感覚の西洋化が進み(なんか違う)、前ほど時間を気にしなくなった。

日本だと強迫観念があったりして申し訳ない、どうしよう!みたいな感覚になったりするけど、こちらではあり得ない、だって誰も気にしていないから。

皆授業にすらガンガン遅れてきて、すみません、も何もなく平然と席に着く。

授業中でも電話に出たりトイレに行ったりも普通。

とにかく自由、何でもあり。

だから日本に住んでる時みたいに毎日たられば、を考えたりする事もなくなった。

 

適当な人間と生活するのは楽である、深く考えずに済むから。

しかし深く理解し合い長く付き合えるか、と言えばそれは別な気がする。

大学などで一緒に過ごしても一緒に暮らすのはゴメンである、1年目にイギリス人女子の酷さを体験してから絶対に一緒には住みたくないと実感したし。

 

結局私は日本人然としているからだと思う。

 許容はしても相見えることはないんだろう。

 

昨日美術館に行かなかった面々は多分その美術館には行かないだろう、行った我々から話を聞き、写真を見せてもらい、行った気になってレポートを書くんだろう、素晴らしい才能である。

 

今日は毎週有志でスタディルームを予約してそれぞれ好きなことをしたりする日なんだけど、いつもは楽しく過ごすんだけど、昨日の今日で正直いく気にならない。

明日は卒論のOne to Oneがあるので大人しく家で作業したいと思う。

「今日来る?」と昨日👍だけしてた子から連絡があるが「今日は行かないと思う」と返した。

自分が参加を決めてる時はやたらたくさんメッセを飛ばす。

1人だと嫌なのは分かる、しかし知ったこっちゃない。

 

日本人は真面目だから基本何でも参加すると皆考えてるようだけど、それはそれで違うんだよなぁ、感覚わかってないね。

にっこり笑って受け流しても心でフルボッコにしてるんだよ☺️

そして執念深いんだよ、気をつけて😇

 

俺様はいつも人の都合の良いように動くだけの存在ではないのだよ。

 

スペイン人の彼女は張り切って参加するようである。

他のメンツはレスもない。

民族性の違いである。

 

それでも我々のコースはまぁまぁうまく行っている。

一番この国来て学んだ事は、目を瞑り、許容する事の大切さかもしれない。