だいぶ大人のイギリス留学日記

University of Glasgow MSc 進学した人の適当日記です。

なんだかねぇ。

通学路の並木道

通学路

 

これは私がいつもバスを降りてから大学に行く時に通る道です。最近アナログカメラの勉強を始めたのですが、初心者は白黒写真からスタートです。

でも実は撮った後の方が楽しくて困っちゃう。

暗室でどれ位の加減で焼くか、とかを模索してると何だか楽しくて。

焼きすぎたり、焼きが甘くてお化けみたいになってしまったり、数秒、コンマで全然変わっちゃったりして、実験室みたいで楽しいのです。

今はデジタルの時代ですっかりアナログは影を潜めていますが、こうやって習ってみて、一から写真を撮って、フィルムを焼けるように色んな液体につけて定着させ、暗室に入って焼き加減試行錯誤して、ってやってると、文明の進化とはこんな楽しい事も奪って行くんだなぁとか、近頃思ってしまいました。

 

うちの大学は例え専攻が違くても結構自由度が高いのでやりたいと思うことはやらせてくれます、カメラやラボも貸してくれるのでお金がかかるのはプリント用の紙と、フィルムくらいです。テクニシャンもいつでも相談に乗ってくれるし、結構付き合ってくれます。

大学での施設や設備をよく調べないで何もしないと本当に何も得るものがなく過ぎて行ってしまいます、自分でアンテナを張ってるのは大事なのですが、結構それもできないもんなんですよね。この写真もコースの友達がやってたので、いつかやりたいなぁと思ってたんですが、今年に入ってやっと重い腰を(重過ぎ)あげてinductionから始めたらハマってしまいました、写真って楽しいわ。

スマホは性能がいいので下手するとアナログカメラより綺麗にそして確実な写真が撮れるのだけど、アナログの、ピンボケでも、焼いた時にホコリやゴミが付着して変な筋が入ってたとしても、何かそれはそれで味があっていいなぁとか思ってしまいます。

 

そのうちデジタルの一眼も使ってみるつもりですが、何か今はアナログが楽しくて。実家にアナログ一眼あったような気がするなぁ、父が使ってたやつ、まだあるかなぁ。ある程度使えるようになったら自分の欲しくなって来たなぁ、中古で充分なんだけど。

 

でも、公園に行って湖とか空とか撮ったんですけど、色が付かないと境目わかりにくかったり、撮った時のあの綺麗な色の空が残せなかったりするのはやはりちょっと寂しいものだなぁと思ったりもしました。

既に色付きの写真に慣れきってしまっていると少し物足りなく感じてしまうのも事実、ただ、きっとモノクロの写真しか撮れなかった時代の人たちはどう言う風に撮ったらより綺麗に、そして青空を想像出来るように撮れるかを研究していたと思うんですよね、コントラストとか諸々。

私もしばらくは先人達のようにどうしたら綺麗な空を想像出来るような写真が撮れるかを研究したいと思います。

 

近頃、色々悩んだり落ち込んだりする事が多くて、気が晴れない事が多くなって、1人の時間を大事にしたくなったりするのですが、カメラを持って公園行ったり、行った事の無い所に行って写真を撮ったりしてると心が何となく落ち着くと言うか、カメラだけとの対話が平常心に繋がったりして、ちょっと救われているのです。

カメラって本当に不思議だなぁ、今までデジカメとかは持って写真は結構撮ってたつもりですが、何だろう、現像してみないとどんな風に写ってるか分からないって結構ワクワクするものですね、わー、超ピンボケ、真っ暗け、なにこれwwみたいな事もあるけどそれもまた楽しいし、次もうちょっと撮り方考えようとか対策練ったりするのも楽しく感じるのです。

 

留学を決めた時、なんでもやってみたいと思ったことはやってみよう、と決めたのでこの写真も、やってみて良かったなぁ、と思います。

 

今週末から旅行に出るので気分転換が出来るといいなーと、、、、本当はアナログカメラ持って行きたいけど、無くしたり壊したりするのも怖いし、我慢です(貸出期間も過ぎちゃうし多分無理なんですけどねー)。コンデジは持って行くつもりなので、そっちでまたガンガン撮れたら良いなーと思います。

 

ではまた。